CBT試行版の公開について

 

 

全商協会では、検定試験のCBT*1化計画の一環として、 6月4日〜6日に試行試験を実施し、
全国の各都道府県から推薦いただいた、延べ87校、3,749名のご協力をいただいて貴重な資料を得ることができました。
この度、試行試験で使用した問題を、デモとして体験できる環境の準備ができましたので、公開をいたします。

利用にあたりましては、下記の確認事項ならびに、利用ガイドをご確認いただき、公開の趣旨をご理解の上、ご利用いただきますようお願いたします。

 

 

 

■ 試行版についての確認事項 ■

 

1 試行版公開の目的について

今回の試行版公開の目的は次の通りです。

(1)CBTの概要についての周知を図る。

(2)学校のICT環境におけるシステムへの接続や動作の状況を確認する。

 

  2 試行版のデモ環境について

今回試行版として公開するCBTは、試行試験で出題した問題を簡易に体験できるデモ版形式として提供するものです。提供される機能や運用の手順などは、協力校が実施した試行試験や、実際の試験での実施手順と一部異ります。

 

 3 試行問題について

試行試験で出題した問題や試験画面は現在開発中のものです。今後、試行の結果を受けた動作状況等の分析・改善を行いますので、正式な試験では、画面構成や操作方法などが変更されることがあります。

 

 4 試行版の公開期間について

     試行版の公開期間は、 令和6年8月23日(金) までといたします。

 

  5 アンケートへのご協力依頼について(全商協会加盟高等学校教員対象)

「1 試行版公開の目的について」に示した各学校環境での動作状況等を確認する目的ため、アンケートにご協力をお願いいたします。アンケートは、このページの下部よりリンクで回答いただけます。実施時の不具合や実施に関するご意見等もアンケートのフォームからご連絡ください。

 

 

■ 利用ガイド ■


1 動作環境  

下記の推奨動作環境をご確認ください。推奨環境以外では、正しい動作が確認されておりません、

 

O  S :

Windows 10 / Windows 11 

注 : Enterprise LTSC (長期サービスチャネル)/ LTSB(長期サービスブランチ)は動作環境外となります。


macOS10.15.7 以上)

注 : 簿記では、macOSを使用すると、インストールされているフォントの違いによって、正しいフォントで表示されず画面レイアウトが崩れる場合があります。この点については、今後、対応予定です。

 

ブラウザ :

Microsoft Edge (version 125 以上、Windowsのみ)

Google Chrome  (version 125 以上)

  ; macOSについては、Google Chromeのみ対応。(Edge, Safariは操作環境外です。)

上記環境で動作しないときは、次のページで「その他の設定」をご確認ください。 → その他の設定の確認

 

 

 

 2 実施方法

  (1)体験ページへのアクセス

下記のリンク「簿記実務検定3級(試行版)」または、「ビジネスコミュニケーション検定(試行版)」を選択し、表示された画面で当該テストの「未実施」ボタンをクリックすると、実施画面に遷移します。

 

 

  (2)受験画面の操作の詳細

受験画面の一般的な操作方法は、下記リンクより、「CBTでの受験方法について(試行版)」を、

簿記の解答操作方法は、「簿記解答操作説明」を参照してください。

 

      

 

■ 試行版へのリンク ■

 

テキスト ボックス: 簿記実務検定3級(試行版)

 

テキスト ボックス: ビジネスコミュニケーション検定(試行版)

 

 

== 操作説明 ==

 

テキスト ボックス: ●「MC+での受験方法について(試行版)」(PDF)

テキスト ボックス: ●「簿記解答操作説明」(PDF) 

 

 

 

■ アンケート ■

 

● 簿記実務検定 CBT試行版実施後アンケート

● ビジネスコミュニケーション検定 CBT試行版実施後アンケート

 

 

 

 

 

<< 参  考 >>     

 

※1 CBTとは

CBT(Computer Based Testing)は,コンピュータ上での試験方式を指す。一般的に、主催者が指定した試験会場で実施されるものを指す。マウスによる記号選択や,キーボードによる記述などによりコンピュータで回答し,スピーキングやリスニングではヘッドセットを用いる。

なお,類似したものに,受験者が自身のインターネット環境で、個人のパソコン、スマートフォンやタブレットPCなどを使用して受験するIBT(Internet Based testing)とよばれる試験方式もあるが,受験者のインターネット環境や端末のスペックが試験に影響したり、カンニングや替え玉受験といった不正行為があったりするなど、厳格性・公平性の観点からの課題があり,ここでは,CBTと区別する。

 

 

※2 全商検定CBT化計画の概要

令和6119日付文書「検定試験のCBT化に向けた計画の概要とICT環境等調査へのご協力依頼について」より抜粋

(一部修正))

 

1 CBT化計画の概要

(1)目的

@ 様々なニーズに対応した柔軟な受験機会の

   ・授業計画、学習進度に合わせて受験時期を柔軟に設定する。

    ・学校行事や自然災害等に対する柔軟な対応を可能にする。

    ・少人数での受験を可能にする。

A 採点・集計にかかわる学校並びに教員の負担軽減

     ・問題用紙の保管・管理や採点・発表等の検定業務の省力化により教員の負担を軽減する。

     ・学習指導要領に基づく学びの到達度を診断する試験として、平日放課後や、授業時間で実施することも可能にする。

 

(2)現在、全商で検討しているCBTモデルについて

■運用・手続の概要

@ 全商Webシステムで申込をする。

A 検定ごとに複数の実施期間を設定し、試験場校が期間内で自由に実施日時を決定することができるようにする。(複数日程に分けての実施も可能)

B 教員の監督下(試験場校のPC)で試験を実施する。

C 受験後、システムが自動採点して、予め定めたタイミングで結果を本人並びに所属校に通知する。

  ■試験の概要

@ 現在実施している試験の検定規則並びに出題範囲、内容、難易度等は原則的に維持しつつ、一部出題形式をCBTに適応した形に変更する。

A 問題は、試験開始時に複数の登録問題の中からランダムの組み合わせで出題する。

(設問の構成や難易度は統一されているが、受験者ごとに異なる問題の組み合わせが出題される方式)