情報処理検定試験
コンピュータなしに現代は語れない
現代社会においてはすべての企業にコンピュータが導入されています。インターネットの広がりによって、家庭にもパソコンが普及し、情報化社会の主役ともいえるコンピュータを学ぶことは、現代社会を生き抜くための必要不可欠、かつ重要な要素となっています。
情報処理検定ではコンピュータを主体的・創造的に活用するために、次の2つの学習内容を目的としています。
1. 情報の活用能力を習得
この学習内容は様々なアプリケーションソフトを利用して情報の収集・分析・活用・報告を行いながら、情報活用能力を身につけるものです。ビジネスソフトとして多く利用されている表計算ソフトウェアやデータベースソフトウェアに関する知識や技術を学習し、ビジネスにおいて情報を主体的、実践的に活用する能力を養います。
2. プログラミングの基礎を習得
コンピュータを自分の思い通りに動作させるためには、コンピュータを動かすための基本的な考え方であるアルゴリズムや、ソフトウェアを作成するためのプログラミング言語を覚える必要があります。プログラミング言語を身につけることは、論理的な思考力を高めることにつながり、社会に役立つ便利なソフトウェアの開発等、コンピュータを合理的に活用する能力を養います。
検定の内容
コンピュータのハードウェアやソフトウェアに関する知識、ビジネスにおける実務的表計算ソフトウェアの活用やデータベースソフトウェアの活用、プログラミングに関する技能をはかる検定が情報処理検定です。
この検定は独立行政法人情報処理推進機構(IPA) ITパスポート・基本情報技術者試験の登竜門として位置付けられており、高度な資格取得への足がかりとしての地位を固めつつあります。
ビジネス情報1級
より実践的な情報活用能力の育成を目的に実施しています。内容は、情報処理やビジネス情報に関する用語の問題、表計算ソフトウェアの応用的な活用能力をみる問題、データベースソフトウェアの実務的な活用を想定した内容になります。また、具体的なデータ分析やシステム開発の手法についての知識も必要になります。
プログラミング1級
より実践的なアルゴリズムを利用した思考力を問う内容を重視し、応用力を意識したプログラミング能力の育成を目的としています。内容は、情報処理やプログラミングに関する用語の問題。流れ図やプログラミング言語による、実践的なアルゴリズムを問う問題となっています。
ビジネス情報2級
基本的な情報活用能力の育成を目的に検定試験を実施しています。20分間の実技試験では、データ供給による試験を実施しています。表計算ソフトウェアを利用したデータの実務的な活用や報告書の作成を行います。
筆記試験は、ハードウェア・ソフトウェア、通信ネットワーク、情報モラルとセキュリティに関する知識を問う用語の問題。表計算ソフトウェアの活用能力や関数の活用方法をみる問題。データベースソフトウェアではデータベースの作成方法やSQLに関する問題などがその内容になります。
プログラミング2級
プログラミング部門は、コンピュータを合理的に活用する能力と論理的な思考能力の育成を目的にしています。プログラムの役割や重要性を理解する内容を重視し、基礎的なプログラミング能力の育成を目的としています。
内容は、情報処理の知識やプログラミングに関する用語の問題。トレースや流れ図、プログラミング言語による、基本的なアルゴリズムを問う問題となっています。
情報処理検定3級
情報処理検定の入門級であり、情報を処理するうえで必要な知識を広く学ぶことが目標であり、情報処理に関する基礎的な知識の習得を目的としています。20分間の実技試験では、データ供給による試験を実施しています。表計算ソフトウェアを利用した実務的な表やグラフの作成を行います。
筆記試験では、情報処理に関する基本的な用語、表計算ソフトウェアの活用方法、関数の知識などの基礎的な内容となっています。
検定日
第71回 情報処理検定試験
- 実施日:令和6年 9月22日(日)
- 申込期間:6月25日(火) ~ 7月8日(月)
第72回 情報処理検定試験
- 実施日:令和7年 1月19日(日)
- 申込期間:10月22日(火) ~ 11月5日(火)