よくあるご質問
Q

商業科目とはどのようなものですか。

商業に関する科目は20科目あります。この20科目はその特徴によって、次のように分類することができます。

  1. 商業の基礎となる科目・・・・・・・・・・・2科目
  2. マーケティング分野に属する科目・・・・・・3科目
  3. マネジメント分野に属する科目・・・・・・・3科目
  4. 会計分野に属する科目・・・・・・・・・・・5科目
  5. ビジネス情報分野に属する科目・・・・・・・5科目
  6. 学習のまとめとしての総合的な科目・・・・・2科目

商業の基礎となる科目

「ビジネス基礎」という科目で、3年間を通して学習する商業科目の全体を紹介しながら、その基礎的な内容を1年次に全員が学習します。
また、「ビジネス・コミュニケーション」では、ビジネスの諸活動を円滑に行うコミュニケーション能力と態度を身につけることができます。

マーケティング分野に属する科目

消費者が商品を買うまでの行動や意識などを調べて、新しい商品を開発したり、値段を決めたりする仕組みなどが学べます。自分たちで商品やパッケージデザインを考えて、実際に販売している学校もあります。
「マーケティング」・「商品開発と流通」・「観光ビジネス」

マネジメント分野に属する科目

社会生活に欠かせない経済活動の仕組みや企業活動における経済資源などを詳しく勉強します。『景気』や『経済成長』、『経済のグローバル化』や『金融政策』などニュースに出てくる言葉がたくさん学べます。また、自分で会社をつくる『起業』についても勉強できます。
「ビジネス・マネジメント」・「グローバル経済」・「ビジネス法規」

会計分野に属する科目

会社が取引をする際の商品やお金の流れから、その会社の価値や利益などがわかる資料を作成する仕組みが学べます。製品1個がいくらで出来ているか計算する『原価計算』や経営方針の決定に役立つ『管理会計』を勉強できます。
「簿記」・「財務会計Ⅰ」・「財務会計Ⅱ」・「原価計算」・「管理会計」

ビジネス情報分野に属する科目

会社で使われているワードや表計算、プレゼンソフトの使い方はもちろん、『ネットワーク技術』や『情報セキュリティ』など、コンピュータの知識を基礎から学べます。プログラミング言語も勉強することができます。
「情報処理」・「ソフトウェア活用」・「プログラミング」・「ネットワーク活用」「ネットワーク管理」

学習のまとめとしての総合的な科目

商業に関する各科目で学んだ知識や技術を活かして次の科目を学習します。
「総合実践」では、教室内に会社や銀行を設けて、企業活動を模擬的に学習します。
「課題研究」では、自主的に課題を設けて、創造的活動を通じて専門性を深めます。

また、このほかにもその地域・学校の特性を活かした学校設定科目を設置し、特徴的な学習をしている高校も数多くあります。

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商業高校での学習内容は、その地域、あるいはその都道府県において、その特徴を生かすため実に多様化しています。ですから皆さんが通学できる商業高校でどのような学習ができるのかを知ることは大変重要なことといえます。是非、身近な商業高校について十分な情報を入手し、入学に向けての参考にしてください。 会員校情報はこちら

商業高校卒業後の進路状況はどのようになっていますか。

全国の商業高校生の進路に関する概況を見ると、ここ数年の状況では約60%の生徒が進学、約30%の生徒が就職をしています。特に近年では、進学する生徒が増加しており、これは商業高校で取得した資格を活かし、学校推薦型選抜、あるいは総合型選抜による進学者が増えてきているからだと思われます。また、商学系の大学に進学した場合には、基礎的な科目は高校時に学習をしているので、進学してからの学習活動にも大いにプラスになっています。なお、全商協会の特別推薦の制度も現在約20の大学との提携をしており、毎年多くの商業高校生がこの推薦制度を利用して進学しています。就職に関しましては、昨今の経済状況の悪化により雇用情勢も厳しいものがある中、商業高校生は身に付けた資格・特技を活かし、現場での即戦力として企業からも大いに期待されています。特に、地元企業との密接な連携の元、毎年安定した求人をいただき、普通高校にはない就職先を確保している状況です。

検定試験にはどのようなものがありますか。

全商協会が毎年実施している検定試験には次のものがあります。検定試験はそれぞれの教科・科目の目標を達成することを目指して、商業高校の生徒の技術や専門知識の向上を図るために実施されています。 ビジネス計算 情報処理 管理会計 簿記 商業経済 ビジネスコミュニケーション ビジネス文書 財務諸表分析 英語 財務会計

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