よくあるご質問
Q

商業高校にはどのような部活動がありますか。

学校により多少の違いはありますが、運動系・文化系ともに普通高校と同じような部活動が盛んに行われています。
運動系の部活動では全国大会で優勝するなどの活躍をしている学校も数多くあります。
また、商業高校には普通高校にはない独自の部活動もあります。簿記部・珠算部・ワープロ部・コンピュータ部・商業研究部などで、これらの部活動は全商協会が主催する全国競技大会を目標に日々活動しています。
この全国大会は、

  • 全国高等学校ビジネス計算競技大会
  • 全国高等学校ワープロ競技大会
  • 全国高等学校簿記競技大会
  • 全国商業高等学校英語スピーチコンテスト
  • 全国高等学校情報処理競技大会
  • 全国商業高等学校プログラミングコンテスト

といった各種大会であり、年に一度、種目ごとに各都道府県からの代表校が集まり、それぞれの知識・技術を競い、切磋琢磨しています。

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商業科目とはどのようなものですか。

商業に関する科目は20科目あります。この20科目はその特徴によって、次のように分類することができます。 商業の基礎となる科目・・・・・・・・・・・2科目 マーケティング分野に属する科目・・・・・・3科目 マネジメント分野に属する科目・・・・・・・3科目 会計分野に属する科目・・・・・・・・・・・5科目 ビジネス情報分野に属する科目・・・・・・・5科目 学習のまとめとしての総合的な科目・・・・・2科目 「ビジネス基礎」という科目で、3年間を通して学習する商業科目の全体を紹介しながら、その基礎的な内容を1年次に全員が学習します。また、「ビジネス・コミュニケーション」では、ビジネスの諸活動を円滑に行うコミュニケーション能力と態度を身につけることができます。 消費者が商品を買うまでの行動や意識などを調べて、新しい商品を開発したり、値段を決めたりする仕組みなどが学べます。自分たちで商品やパッケージデザインを考えて、実際に販売している学校もあります。「マーケティング」・「商品開発と流通」・「観光ビジネス」 社会生活に欠かせない経済活動の仕組みや企業活動における経済資源などを詳しく勉強します。『景気』や『経済成長』、『経済のグローバル化』や『金融政策』などニュースに出てくる言葉がたくさん学べます。また、自分で会社をつくる『起業』についても勉強できます。「ビジネス・マネジメント」・「グローバル経済」・「ビジネス法規」 会社が取引をする際の商品やお金の流れから、その会社の価値や利益などがわかる資料を作成する仕組みが学べます。製品1個がいくらで出来ているか計算する『原価計算』や経営方針の決定に役立つ『管理会計』を勉強できます。「簿記」・「財務会計Ⅰ」・「財務会計Ⅱ」・「原価計算」・「管理会計」 会社で使われているワードや表計算、プレゼンソフトの使い方はもちろん、『ネットワーク技術』や『情報セキュリティ』など、コンピュータの知識を基礎から学べます。プログラミング言語も勉強することができます。「情報処理」・「ソフトウェア活用」・「プログラミング」・「ネットワーク活用」「ネットワーク管理」 商業に関する各科目で学んだ知識や技術を活かして次の科目を学習します。「総合実践」では、教室内に会社や銀行を設けて、企業活動を模擬的に学習します。「課題研究」では、自主的に課題を設けて、創造的活動を通じて専門性を深めます。 また、このほかにもその地域・学校の特性を活かした学校設定科目を設置し、特徴的な学習をしている高校も数多くあります。

商業科目の全部を学習するのですか。

基本的に「ビジネス基礎」はほとんど全員の生徒が1年次に学習します。また、「簿記」・「情報処理」など各分野の基礎となる科目も1年次に学習します。こうして1年次に基礎的科目を学習し、2年次になるときに自己の得意とする分野、あるいは自分の勉強したい分野を見定め、どの分野の学習を進めるかを各自が選択し学習する場合が多いようです。

全商協会が主催する大会には上記の大会のほかに「研究発表大会」というものがあると聞いたのですが、どのような大会ですか。

「全国高等学校生徒商業研究発表大会」という大会を主催しています。この大会は各学校が独自で商業に関する研究テーマを設定し、その研究の成果を発表する大会です。「課題研究」という授業で取り組んだり、「商業研究部」という部活動で取り組んだりと、その参加形態はさまざまですが、地域の予選会を経た全国9ブロックを代表する約20校で、開催しています。

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