検定1級取得者の声

岡山県 岡山県立笠岡商業高等学校   3年  S.M

岡山県 岡山県立笠岡商業高等学校   3年  S.M

私は、平成30年10月に実施された会計実務検定に合格し、全国商業高等学校協会主催の検定を9種目すべて取得することができました。資格を取得していくうちに楽しくなり、2年次の担任の先生が「9種目取得を目指してみないか」という言葉をかけてくださったことがきっかけでした。また、いつ何の検定を取得するかという目標も一緒に立ててくださり、そのときに9種目取得を本気で目指そうと思いました。 特に苦戦した検定は情報処理検定のプログラミング部門と会計実務検定です。プログラミングは、自学での受験になったので、本当に大変でした。会計実務検定の財務会計では、会計の仕組みを理解していないと解けない問題ばかりで、最初は自力では全く解けませんでしたが、理解できるようになると問題を解くのがとても楽しく感じられました。当日は今までの検定で一番緊張しましたが、集中して取り組むことができました。自信がなく不安な気持ちの中での合格発表でしたが、合格していると分かったときは達成感と嬉しさでいっぱいになりました。 私が9種目取得を達成できたのは、熱心に指導してくださった先生方や一緒に勉強に励んだ友達、そしてどんな検定にも挑戦してみろと背中を押してくれた家族の存在があったからです。本当にありがとうございました。9種目取得が達成できたことは私の高校生活での誇りです。検定を取得することで、挑戦することや最後の最後まで諦めないことの大切さを学ぶことができました。つらいと感じることもありましたが、自分の成長を感じることができました。大学進学後も、様々なことに挑戦し、何事にも最後まで諦めずに取り組んでいきたいです。

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東京都 東京都立第一商業高等学校   3年  A.H

令和3年11月に受験した珠算検定の合格をもって、全商9冠を達成することができました。  入学前から将来の仕事に役立つ資格を取得したいと思っており、授業で取るべき資格は確実に合格したいとの目標を持っていました。私は中学の授業でタイピングに少し自信が持てるようになり、それに目を留めてくださった先生が1年生の6月にビジネス文書検定1級の受験を勧めてくださったのが始まりでした。先生にも助けて頂き、沢山努力をして合格したことがきっかけとなって、他の検定にも挑戦してみたいと思うようになりました。しかし、他の主催検定や競技会、定期テストや行事などを考えると、9種目の勉強をすることなど遠い話に思え現実的ではありませんでした。  ところがコロナ禍になり、学校生活が一変したことで自学自習に力を入れる契機となりました。対面授業もできず授業もカットされ、仕方のないことですが、このまま卒業することになったときに「商業高校を卒業しました」と自信を持って言えるのかと自問しました。考えた末、客観的に学んだ事を身に着けていると示すには合格証書が一番わかりやすいと思いました。仮に、仕事に役立つものではなかったとしても、努力した証になると考えました。また、学ぶうちに相互関係も見えてきて、他の科目・検定内容が役立った経験もし、商業科目全体の繋がりも感じられ、大変な中に楽しさも見いだすことができたと感じます。  ただ、小学校以来触っておらず、学んでも用いることがないであろう珠算は非常に難易度の高いものでした。クラスには珠算の全国レベルの方もおり日々努力していて、自分には到底無理だと思いました。けれど問題数は電卓より少ないことや、簿記で電卓を使うようになってから暗算能力が極端に落ちたことなどを考え、ダメ元で挑戦してみることにし、そろばんをお借りして動画サイトなどを参考に練習に励みました。毎日数時間のトレーニングを積み重ねていましたが、いきなり1級に挑んだため、手応えのつかめないまま検定は終了してしまいました。もう最後の検定なので挽回することもできず、結果が出るまで不安な日々でしたが、合格の掲示を見て安堵しました。努力が報われて本当に嬉しく思います。  振り返ると様々な検定の勉強ができたことは、だらけがちな私にとって、高校生活を目的意識を持って過ごす助けになってきました。時には計画通りにいかず、不合格により予定の組み直しをしなければならないこともありましたが、私をずっとサポートし続けてくださった先生方や友達、家族がいなければこの9種目合格は成し遂げられないことでした。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。これからも私の座右の銘である「勤勉な人の計画は必ず成功につながる」という言葉を胸に、自分の目標を達成するために努力しつつ、学んだことを活かしていきたいと思います。

兵庫県 尼崎市立尼崎双星高等学校   3年  K.M

私は令和3年10月24日に実施された会計実務検定1級に合格し、全国商業高等学校協会が主催する9種目の検定試験1級に合格し、9冠を達成することができました。  高校に入学したときは自分の進路について深く考えていなかったため、資格を多く取得している方が有利だという軽い気持ちで検定試験を受けていました。そんな私が9種目の検定1級を意識し始めたのは、2年生の終わりごろです。9冠を目指そうと思った理由は2つあります。1つ目は、1月に受けた情報処理検定1級のプログラミング部門に合格することができたからです。私はプログラミングの授業を選択科目として選ばなかったため、授業がありませんでした。そのため、マクロ言語を見たときは暗号のように見え、受かる気がしませんでした。しかし、補習の時間や休みの日に多くの先生方や友人にサポートしていただき、合格することができました。授業がなかった検定試験に合格できたことは、自分の自信に大きく繋がりました。2つ目は、進路について本格的に考え始めていたので、希望する進路実現のために9冠を目指そうと思いました。  私が最も取得するのに苦労した検定は、英語検定です。私は英語が苦手で、何度も検定を受けましたが、全て不合格でした。補習もしていただき、過去問を解いても40点ほどしか取れないことが多くあり、自信を無くしてしまいました。しかし、一度目標に掲げた9冠は絶対に達成するという強い思いで、学習を続けました。問題集に付属している級別の英単語は全て覚え、過去問に出てきた分からない単語・イディオムに関しては、その都度調べて意味を確認していました。また英語の先生に問題の解説もしていただきました。結果発表の日に合格者の掲示に自分の名前が書いてあるのを見たときはとても嬉しく、頑張ってよかったと思いました。  高校生活で検定試験の勉強を通して、私は幅広い商業の知識だけでなく、諦めずに努力することの大切さを学びました。検定と部活、定期考査、大学受験と今までにはないほど忙しいものでしたが、諦めずに学習を続けて本当に良かったと思っています。9冠を取得することができたのは自分の力だけでなく、遅い時間まで熱心に教えてくださった先生方、一緒に勉強してくれた友人、ずっと応援してくれた家族の支えがあったからです。感謝の気持ちを忘れず、大学でも諦めずに、自分の夢に向かって努力していきます。

東京都 東京都立第一商業高等学校   2年  T.M

令和4年1月に受験した情報処理検定プログラミング部門1級の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する9種目すべてを取得することが出来ました。また、商業経済検定全科目に2年生のうちに合格することが出来ました。  私は1年生の頃から進路実現に向け、なるべく多くの資格取得を目標とし、日々様々なことに挑戦しています。その中で担任の先生に何度か9冠を勧められ、本格的に目指し始めました。しかし、私の中では2年生のうちにそれを達成できるかどうかやってみたいと思う反面、まだ早いのかなと自分に自信が持てませんでした。また、コロナ禍という状況下で十分に登校することも出来ず、資格取得のための勉強は自学自習が中心となりました。これはかなり大変で9冠を志半ばで諦めようかと思いました。ところが、そう思わされていたのは私だけで、多くの先生方はこの状況下で行える最善の策を常に考え、私を導いてくださりそれは勉強面だけでなく精神的にも大きな支えになりました。  私が取得した検定の中で最も大変だと感じた検定は会計実務検定です。この検定は練習問題が少なかったため、とにかく過去問題を解き続けることしかできず、検定当日は不安要素を残したままでした。しかし、検定当日までに過去問題は何十回と解き直し、わからない所は先生方に聞くなどし、不安要素を努力で穴埋めした結果、合格することが出来ました。  今後も進路実現に向け努力していくとともに、支えてくださった周りの方々に感謝を忘れず残りの高校生活を送りたいです。

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