検定1級取得者の声

兵庫県 神戸市立神港橘高等学校 3年 S.A

私は令和3年10月に実施された会計実務検定に合格し、全商1級の9冠を達成することができました。9冠を目指そうと思ったきっかけは、2年生のときに途中入部した「情報研究部」の顧問の先生の勧めでした。1年生の時は検定の取得に力を入れていたわけではなく、部活動に入った時点ではほとんど1級を持っていなかったので、スケジュール管理には非常に苦労しました。 毎月のように訪れる検定試験。複数の勉強を同時にしなければ合格することはできないと頭では理解していましたが、もともとあまり器用なほうではなく物事を楽観視する癖のあった私は、2年生の9月に受験した英語検定をあと一歩のところで不合格となってしまいました。当時の顧問の先生には、「ゴールから逆算して、今何をすべきかを考えて行動しなさい」と日ごろから教えられていましたが、それが徹底できていないと思った私は、それから検定試験ごとに予定をしっかりたて、今日はここまでやる!とTo doリストを作るようにしました。自分なりに努力を重ねた結果、9冠の達成に加え応用情報技術者や日商簿記2級など高度な試験にも合格することができました。 わたしは検定試験の勉強を通して知識以上に先を見据えて生きることの大切さを学びました。顧問の先生はよく「常に最悪の状況を想定して行動しなさい」と教えてくださいました。これは勉強以外のことにもあてはまると考えています。一見ネガティブな言葉にも見えるし、思いつめないことも大切ですが、冷静な視点で自分の状況を見極め行動することは、後悔しない判断を下す助けになると学びました。 大学進学後は非常に関心のある簿記会計の勉強に力を入れたいと考えています。また将来は教科「商業」の教員免許を取り、多くの人から感謝されるような先生になりたいです。進学後も高校時代の努力を忘れず邁進していきたいです。

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長崎県 長崎市立長崎商業高等学校 3年 N.S

私は令和3年1月31日に実施された情報処理検定試験への合格をもって、2年生で全商検定1級の9冠を達成することができました。また、同年10月には会計実務検定試験に合格し、全商検定全科目合格を達成しました。これは長崎県内では初の事例なので、このような結果を残すことができ、とても嬉しく思います。  高校入学当初は、「私にできるはずがない」と、9冠達成すら目標としていませんでした。ですが、1年生の頃から積極的に受検をする環境を先生方がつくってくださったため、全商の検定に1つ、また1つと合格していくうちに、もっと上を目指したい、多くの検定に挑戦したい、と思うようになりました。    私は、進学コースに在籍しているので、授業では習わない科目が多く、自力で勉強をする必要がありました。特に、情報処理検定ビジネス情報部門では、聞き慣れない専門用語や複雑な関数に、なかなか応用が利かず、何度問題を解き直し勉強しても点数が伸びなかったため、心が折れそうになることもありました。ですが、そのようなときに分からないところを教え合い、高め合えるクラスメイトがいたことはもちろん、昼休みや放課後を利用して個別に指導をしてくださる先生方がいたことは、私にとって検定合格への大きな支えとなりました。珠算検定においては、全く経験も知識もない状態からのスタートでしたが、基礎から先生が丁寧に指導をしてくださったため、自信を持って検定に臨むことができました。3年生になり、進路実現との両立の難しさから、全科目合格を目標に据えることを決心できずにいたときも、先生方が背中を押してくださったため、最後まで諦めずに取り組むことができたのだと思います。    以前、長崎県内で初めて2年時での9種目1級合格を達成された先輩の背中を追いかけるうちに、努力を重ね、目標を確実に達成していく喜びや、自ら学びを深める楽しさを感じられるようになりました。検定合格を目指す中で培った、学びに対する積極的な姿勢は、大学進学後の学びにも活かしていきたいと思います。また、検定の指導をしてくださった先生方、日頃から気にかけ、見守ってくださった先生方、友人に感謝したいと思います。

千葉県 千葉県立館山総合高等学校   3年  A.K

私は、令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する検定の全9種目で1級を取得し、全商9冠を達成することが出来ました。  中学生の頃、漢検と実用英検を受けたことがきっかけで、検定試験そのものに興味を持ちました。入学当初から、「たくさん資格を取るぞ」と意気込み、1年生では全商の簿記・情報処理・ビジネス文書・ビジネス計算の3級、英語の2級を受験し、基礎的な知識を身につけました。これをもとに2年生では1級をたくさん受けたいと感じるようになり、2級を飛ばして1級に挑戦した検定が多かったです。全商検定以外にも、日商珠算能力検定1級、日商簿記検定2級、漢検2級、実用英検2級を取得しました。  当初、7冠で終わらせる予定でしたが、2年生終了の時点で7冠となり、残すは、情報処理検定プログラミング部門と旧会計実務検定だったので、「ここまで来たら9冠を取りたい」と考えるようになりました。  私は選択授業でプログラミングを取っていなかったので、「選択していないのに今からでも始めて大丈夫なのか、プログラムが暗号のようで難しそう…」と、勉強を始めるまで抵抗感がありました。しかし勇気を出して友人を誘い、一緒に勉強を始めることにしました。私は、論理的思考力が必要とされる分野が苦手なので、他の人よりも理解するまでに時間が掛かりました。自分だけが不正解となってしまうこともあったので、「本当に合格できるのだろうか」と不安で仕方がありませんでした。そのため、模擬問題集、過去問題、先生が毎日宿題として用意する問題に数多く取り組み、繰り返し復習することを意識しました。また、用語問題で絶対に落とさないようにするために、紛らわしい単語については先生にポイントを教わり、区別できるようにしました。  財務諸表分析検定については、年に1回しか検定がないので、ここで合格できなければ9冠達成の夢は途絶えることになってしまうという状況でした。その上、検定の日が2学期期末考査期間の最中だったので、とてもプレッシャーを感じ、テスト勉強や進路活動と並行して対策することが大変でした。そのような状況で覚えなければならない公式が35個もあったので、最初は途方に暮れてしまいました。しかし先生から「その公式が何を意味し、どういう目的で使うのかを1つ1つ丁寧に理解するように勉強するといいよ。」とアドバイスをいただいたので、このことを常に意識して公式の一問一答の単語帳を作り、スキマ時間に取り組んでいました。試験の当日は、不安と緊張から1時間しか睡眠時間が取れませんでしたが、試験本番では集中することができました。  「全商9冠」の達成は、そう簡単ではありません。「絶対に合格する」という強い意志がなければ成し遂げることは難しいです。そして人一倍の努力も必要です。思い通りに勉強が進まないときに励ましあえる友人、分からない問題にぶつかったときは丁寧に、そして熱心に指導してくださる先生方。多くの人の力のおかげで、私はこの快挙を達成することが出来ました。本当に感謝しかありません。ありがとうございます。大学進学後も、検定取得の過程で培った忍耐力や、多くのことに挑戦していく力を生かし、夢に向かって努力し続けていきます。

埼玉県 埼玉県立浦和商業高等学校   3年  K.R

 私は令和5年12月10日に行われた会計実務検定の財務諸表分析に合格し、全商検定の9種目1級を達成する事ができました。 1年生の初めに9種目の存在と浦和商業高校では今まで一人も達成した人がいない事を担任の先生から聞き、興味を持ちました。たくさんの検定を取得すれば、進路にも有利なると思い、1年生の頃から9種目取得を目標に取り組んできました。 全国でもとても低い確率であるように、この目標を達成する事は簡単ではなく、困難なこともたくさんありましたが、学校の歴史に名を残したいという思いと、応援して下さる先生方の期待に応えたいという思いから努力を続けることができました。また、努力の成果が合格という形で目に見えて分かる検定は、取得できるととても大きな喜びになり、それが次の検定へのモチベーションにつながりました。 私は中学生の頃、あまり勉強が好きではなく、勉強方法も知りませんでしたが、高校生になって検定を取得するうちに、学習する習慣も身につき、効率の良い勉強方法も以前よりかは分かるようになったと思います。 検定の中でも最も苦労したのは、ビジネス計算検定の珠算部門です。それまでそろばんは、ほとんど触った事が無く、やり方も全く分からない状態でした。過去問や模擬問題を毎日たくさん解き、自分なりに努力を続けて3度目にやっと合格できたときは、とても大きな喜びと達成感を感じ、努力する事の大切さに気付きました。 9種目取得を目指した高校3年間で、検定で得た知識以外にも目標に向かってコツコツ努力を続ける向上心や継続力が身についたと感じています。この力は、これから先、社会に出た上でもとても大切になると思うので、9種目取得を目指した高校3年間は、私にとっても大きな財産になったと思っています。また、検定をたくさん取得できた事によって自信にも繋がり、自分の可能性も広がったと思います。 最後に、このような結果は、自分自身だけの力では出せなかったと思います。目標達成に向けて応援、協力してくださった皆さんに感謝の気持ちを忘れずに、これからも新たな目標に向かって成長していけるよう努力を続けたいと思います。

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