検定1級取得者の声

福岡県 福岡県立小倉商業高等学校   2年  R.F

私は令和4年1月30日に実施された情報処理検定プログラミング部門1級の合格を持って、2年生で全商検定9種目1級を取得することが出来ました。入学当初は特に目標もなく、3種目取得出来たらいいなと思っていました。しかし、1年生の令和2年11月に実施されたビジネス文書実務検定1級の合格がきっかけで9冠を本格的に目指すようになりました。
 9種目1級を取得するに当たって、1年生から検定試験日に向けて計画を立て、実行していくことを心掛けました。1年生でビジネス文書実務検定、商業経済検定を取り、残り7種目を2年生で取ると目標にしましたが、中でも取得が大変だった検定は珠算・電卓実務検定の普通計算部門(そろばん)、英語検定、会計実務検定の3つです。珠算は今まで取り組んだことがありませんでしたが、1年生の12月から2年生の11月まで毎日休むことなく練習をしました。その結果、1度で合格することができました。英語検定は、1年生の10月から2年生の9月まで勉強をし、9月の回で合格する目標を立てました。自分なりに努力したのですが、結果はあと少しのところで不合格だったのでとても悔しかったです。不合格の結果を受けて何がだめだったのか、どうするべきなのかを考え、苦手であったリスニングの対策を毎日続けました。その結果、同年の12月に実施された回で合格することが出来ました。この経験から得られたことは、1度何かに挫折しても必死に努力すれば必ず報われるということを知りました。会計実務検定は財務諸表分析と財務会計を受験したのですが、内容がとても難しく、特に税効果会計の連結財務諸表の作成が苦手でした。わからないことは先生に質問し、家でも毎日勉強した結果、無事に両部門合格できました。
 私が9冠を達成できたのは家族や先生方、そして応援して下さった周りの方々の存在があったからです。私を支えて下さった全ての方々に感謝したいです。また、検定を取得した際に先生方が、自分のことのように喜んで下さったことがとても嬉しく、頑張ってきてよかったなと思いました。  自分で目標を立て、計画・実行し、毎日努力を続ければ目標を達成することができることを全商検定の受験を通して経験し、自分を成長させることができました。この経験を生かして希望する進学先に合格し、夢である公認会計士になれるように日々努力していきたいです。

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埼玉県 埼玉県立浦和商業高等学校   3年  K.R

 私は令和5年12月10日に行われた会計実務検定の財務諸表分析に合格し、全商検定の9種目1級を達成する事ができました。 1年生の初めに9種目の存在と浦和商業高校では今まで一人も達成した人がいない事を担任の先生から聞き、興味を持ちました。たくさんの検定を取得すれば、進路にも有利なると思い、1年生の頃から9種目取得を目標に取り組んできました。 全国でもとても低い確率であるように、この目標を達成する事は簡単ではなく、困難なこともたくさんありましたが、学校の歴史に名を残したいという思いと、応援して下さる先生方の期待に応えたいという思いから努力を続けることができました。また、努力の成果が合格という形で目に見えて分かる検定は、取得できるととても大きな喜びになり、それが次の検定へのモチベーションにつながりました。 私は中学生の頃、あまり勉強が好きではなく、勉強方法も知りませんでしたが、高校生になって検定を取得するうちに、学習する習慣も身につき、効率の良い勉強方法も以前よりかは分かるようになったと思います。 検定の中でも最も苦労したのは、ビジネス計算検定の珠算部門です。それまでそろばんは、ほとんど触った事が無く、やり方も全く分からない状態でした。過去問や模擬問題を毎日たくさん解き、自分なりに努力を続けて3度目にやっと合格できたときは、とても大きな喜びと達成感を感じ、努力する事の大切さに気付きました。 9種目取得を目指した高校3年間で、検定で得た知識以外にも目標に向かってコツコツ努力を続ける向上心や継続力が身についたと感じています。この力は、これから先、社会に出た上でもとても大切になると思うので、9種目取得を目指した高校3年間は、私にとっても大きな財産になったと思っています。また、検定をたくさん取得できた事によって自信にも繋がり、自分の可能性も広がったと思います。 最後に、このような結果は、自分自身だけの力では出せなかったと思います。目標達成に向けて応援、協力してくださった皆さんに感謝の気持ちを忘れずに、これからも新たな目標に向かって成長していけるよう努力を続けたいと思います。

山形県 山形市立商業高等学校   3年  A.T

私は、令和2年11月8日に行われた珠算検定の合格をもって全商検定の全種目1級を達成することが出来ました。同時に本校初、そして山形県初の達成者となれたことを心から嬉しく思います。 入学当初から、商業の学習は全てが新鮮で楽しく、意欲的に取り組むことが出来ました。その学習の成果を形にできる「検定」が私はとても好きでした。2年生の後期にふと、「全種目1級を取りたい」と思いました。その思いが確固たる決意に変わったきっかけは、部活動での大きな悔しさです。 私は「産業調査部」という、山形市活性化を目標に研究を進める部活動の部長を務めてきました。研究を発表する大会で2度の全国優勝を経験し、私たちの学年が主体となる代でも優勝に向けて日々活動していました。しかし、新型コロナウイルスの影響で大会は中止。高校生活の集大成と考えていた舞台が無くなり、非常に強い喪失感を感じました。この悔しさを昇華し、最後に大きなことを成し遂げたいと思い、全種目1級の取得を本気で決意しました。 全種目1級を目指したいと複数の先生方に相談すると「無理だ」と何度も言われました。会計実務検定は県内で指導実績がなく、また私は珠算の経験がないこと、そして秋には進路活動が本格化することから困難だと心配して頂いていたためです。それでも私は諦めませんでした。「無理だ」と言われたのが悔しくて絶対に達成すると誓いました。 会計実務検定は、全て独学だったため自分でテキストを購入し、1ヵ月ほど前から平日でも最低6時間取り組むようにしました。ある先生方には、授業にない範囲でありながらも何度も質問させて頂き、その都度調べて下さり、丁寧に教えて頂きました。珠算も経験のある友人に玉の置き方から習い、3カ月間毎日練習しました。何度も挫けそうになりましたが、ここで諦めてはここまで努力したお世話になった方々にも、自分自身にも失礼だと思い、ひたすらに頑張りました。 沢山の苦労を経て挑んだ最後の珠算検定の合格を、1番お世話になった先生の口から聞けた時は本当に嬉しく、涙が溢れました。そして、無理だと言われていたことを達成出来たことで大きな自信を得ました。「諦めないでくれてありがとう」と、ここまで努力した自分に伝えたいです。 最後に、共に研鑽し合えたレベルの高い仲間、ずっとサポートし続けて下さった先生方。私はこんなにも素敵な方々に囲まれた環境で3年間学ぶ事が出来て本当に幸せでした。私は本校でなければ、達成はおろか、目指すこともなかったと思います。そして、ずっと側で応援してくれた母、生前私に山形市立商業高校を勧めてくれた今は亡き父。支えて下さった全ての方に心から感謝しています。本当にありがとうございました! 無事合格した第一希望の大学でも今回得た経験・知識・自信全てを糧に変え、皆さんへの感謝を忘れずに、私らしく邁進していきます!

和歌山県 和歌山県立和歌山商業高等学校   3年  S.N

私は、令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する九種目合格を達成することができました。 できることにはすべて挑戦してみることを目標に始めた検定勉強でしたが、進めていくうちに九冠達成も夢ではないと思い、より勉強に力を入れるようになりました。一つずつ増えていく「合格」の文字は、何もないと思っていた自分の自信につながっていきました。 私が取得に一番苦労した検定は英語検定です。中学生のころから、英語は一番の苦手科目でした。苦手を克服するために、毎日少しの時間だけでもリスニングをしたり、過去問を解いたり、単語の確認をしたりと、たくさんの勉強をしました。単語の意味すら分からなかった英語の文章を自分で訳して読めるようになった時、努力してよかったと強く感じることができました。 私の検定取得のために、苦手な部分を何度も教えてくれたり、たくさんの応援をしてくれたりした先生方や、一緒に勉強し切磋琢磨した友達、毎日朝早くから勉強する私を支えてくれた家族のおかげで九冠を達成することができました。本当に感謝しています。 軽い気持ちで始めた検定取得ですが、九冠を達成したことで、継続力や計画力、自分に対する自信を身につけることができました。これからも高校で学んだことを活かし、私らしく過ごしていきたいと思います。

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