検定1級取得者の声

兵庫県 神戸市立神港橘高等学校 3年 I.K

私は令和3年10月に実施された会計実務検定の財務会計の合格をもって、全国商業高等学校協会主催の検定で9種目―級合格を達成しました。 9冠を目指したきっかけは、高校1 年生の終わり頃から、新型コロナウイルスの感染拡大によって休校になったことです。いつから学校に行けるようになるのかと不安な気持ちで過ごし、今後の高校生活について考えた時、できることは全て挑戦しようと決意しました。 休校中は珠算検定に向けて、インターネットで動画を見ながら毎日練習をしました。先生に教材を自宅に送って頂き、足し算から指を慣らしていきました。休校明け初めての珠算検定で合格したことによって、さらに意欲が湧きました。 9目の中で一番苦労したのは、会計実務検定の財務会計です。年に一度しか行われない検定で、2年生で挑戦した時にはあと15点足りず、悔しい思いをしました3年生の夏には、公認会計士の叔父のもとで泊まり込みで勉強を見てもらいました。最後のチャンスとなった10月の検定ではとてもプレツシャーを感じましたが、これまでの勉強の成果を発揮することができました。前回受験した時よりも理解して問題を解けるようになり、この1年は決して無駄ではなかったと実感することができました。 中には授業では習わない科目もあり、勉強時間を作るのが大変でした。先生方に質問をしたり、放課後に友人と勉強をしたりして、毎日コツコツと取り組みました。定期考査、部活動と両立させることにも苦労しました。一度の挑戦では合格できないものもあり落ち込むこともありましたが、友人の励ましがいつでも私の力となりました。全国商業高等学校協会の検定を通じて、一つーつ乗り越える喜びや楽しさを感じることができ、大きな目標を達成したことが自信につながりました。日々、私のことを応援してくれた家族や先生方、友人に感謝を忘れず、高校卒業後もこれまでのように目標を持って、様々なことに挑戦したいと思います。

おすすめの記事

兵庫県 兵庫県立小野高等学校   3年  H.A

私は令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定の合格をもって、全国商業高等学校が主催する9種目の検定すべてで1級を取得することができました。 小野高校のビジネス探究科に入学した私の一番の目標が、9冠を取得することでした。振り返ってみると9冠取得までの道のりは厳しく、9冠が達成できたのは本当にたくさんの方に支えていただいたおかげだと実感しています。  検定を取得していくなかで特に苦労したのは情報処理検定のプログラミング部門とビジネス文書実務検定の速度部門です。プログラミングの内容はほとんど授業で学習したことがなかったため、基礎から自分で勉強する必要がありましたが、正直何から始めれば良いのか全く何もわからない状態でした。9冠を目指していたため検定のたびに申し込みはしていましたが、プログラミングは自分で勉強してもわからないことだらけで、1回目の挑戦では不合格でした。その後、他の検定に合格していくなかで徐々に9冠達成が現実に近づいてきた時に、苦手な検定であっても「やるしかない」、「次こそは絶対に合格する」という強い気持ちを持つようになりました。そこからの私は、放課後、先生にお願いして教えていただける時間を設けていただき、プログラミングの学習を進めていった結果、2回目の挑戦で無事合格することができました。  ビジネス文書実務検定速度部門の練習では、普段からパソコンを使う機会がほとんどなかったため、当初10分間で400字を超えることが精一杯でした。しかし、友達と放課後に30分タイピング練習をするようになり、練習後に友達と話すことが楽しくて、気がつけばそれが毎日の日課になっていました。そんな友達にめぐり会えたことが9冠取得の近道になったのかもしれません。忙しいにも関わらず放課後の時間を割いて最終下校時刻ギリギリまで1対1で教えて下さった先生、検定に向けてプリントを刷ってくださる先生、同じ目標を持って毎日一緒に速度練習をしてくれた友達の存在がなければ,自分一人では絶対に成し遂げることができませんでした。検定を取得した時には自分のことのように全力で喜んでくれた先生方や友達が大好きです。9冠に挑戦してそれを達成できたことは、私の高校生活を本当に充実させてくれました。小野高校のビジネス探究科に1期生として入学し、3年間を過ごせて本当によかったといま改めて感じています。

兵庫県 伊丹市立伊丹高等学校   3年  T.K

 私は令和5年、第15回財務諸表分析検定に合格し、全商9種目制覇を達成しました。1年生の時に先生から、まだ私の学校から9冠達成者が輩出されていないということを教えてもらい、ならば最初に達成した人になりたいと9冠を目指しました。最初は部活動や定期テストなどと並行して実行できるか不安でしたが、優先順位を決め、効率的に勉強し、友人と切磋琢磨していくことで達成することができました。 私が取得に一番苦労した検定は、ビジネス計算実務検定のそろばんです。これまでそろばんをまともに触ったこともなく、掛け算、割り算どころか、足し算、引き算もできない状態でスタートしました。はじめはそろばんができる友人に教えてもらっていたのですが、あまり自分の中でしっくりこず、ネットで調べた方法を試しましたが、それも合わず、トライアンドエラーを繰り返し、やり方の確立に約1ヵ月を要しました。 やり方を確立してからは、毎日最低5題は解くことを決め、自分のミスの癖などを研究しました。半年間その生活を続けることで、3年生の秋の検定で、合格点ギリギリのボーダーでしたが合格することができました。 9冠取得を達成できたのは、様々な人たちのサポートがあったからです。私1人では達成することができなかったので、お世話になった方たちにはとても感謝しています。 この経験を通じて、目標を達成するために必要な工程を逆算して行う計画力、優先順位をその都度決めて迅速に実行する行動力を得ることができました。検定を通じて身に付けた知識を活かし、これからの人生をより豊かにしていきたいと思います。

東京都 東京都立第一商業高等学校   2年  T.M

令和4年1月に受験した情報処理検定プログラミング部門1級の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する9種目すべてを取得することが出来ました。また、商業経済検定全科目に2年生のうちに合格することが出来ました。  私は1年生の頃から進路実現に向け、なるべく多くの資格取得を目標とし、日々様々なことに挑戦しています。その中で担任の先生に何度か9冠を勧められ、本格的に目指し始めました。しかし、私の中では2年生のうちにそれを達成できるかどうかやってみたいと思う反面、まだ早いのかなと自分に自信が持てませんでした。また、コロナ禍という状況下で十分に登校することも出来ず、資格取得のための勉強は自学自習が中心となりました。これはかなり大変で9冠を志半ばで諦めようかと思いました。ところが、そう思わされていたのは私だけで、多くの先生方はこの状況下で行える最善の策を常に考え、私を導いてくださりそれは勉強面だけでなく精神的にも大きな支えになりました。  私が取得した検定の中で最も大変だと感じた検定は会計実務検定です。この検定は練習問題が少なかったため、とにかく過去問題を解き続けることしかできず、検定当日は不安要素を残したままでした。しかし、検定当日までに過去問題は何十回と解き直し、わからない所は先生方に聞くなどし、不安要素を努力で穴埋めした結果、合格することが出来ました。  今後も進路実現に向け努力していくとともに、支えてくださった周りの方々に感謝を忘れず残りの高校生活を送りたいです。

Page Top Page Top

Page
TOP