検定1級取得者の声

東京都 東京都立第一商業高等学校   2年  T.M

東京都 東京都立第一商業高等学校   2年  T.M

令和4年1月に受験した情報処理検定プログラミング部門1級の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する9種目すべてを取得することが出来ました。また、商業経済検定全科目に2年生のうちに合格することが出来ました。
  私は1年生の頃から進路実現に向け、なるべく多くの資格取得を目標とし、日々様々なことに挑戦しています。その中で担任の先生に何度か9冠を勧められ、本格的に目指し始めました。しかし、私の中では2年生のうちにそれを達成できるかどうかやってみたいと思う反面、まだ早いのかなと自分に自信が持てませんでした。また、コロナ禍という状況下で十分に登校することも出来ず、資格取得のための勉強は自学自習が中心となりました。これはかなり大変で9冠を志半ばで諦めようかと思いました。ところが、そう思わされていたのは私だけで、多くの先生方はこの状況下で行える最善の策を常に考え、私を導いてくださりそれは勉強面だけでなく精神的にも大きな支えになりました。
  私が取得した検定の中で最も大変だと感じた検定は会計実務検定です。この検定は練習問題が少なかったため、とにかく過去問題を解き続けることしかできず、検定当日は不安要素を残したままでした。しかし、検定当日までに過去問題は何十回と解き直し、わからない所は先生方に聞くなどし、不安要素を努力で穴埋めした結果、合格することが出来ました。
  今後も進路実現に向け努力していくとともに、支えてくださった周りの方々に感謝を忘れず残りの高校生活を送りたいです。

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茨城県 茨城県立古河第一高等学校   3年  N.S

私は令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定・財務会計検定・管理会計検定のすべてに合格し、全国商業高等学校協会が主催する1級の検定試験9種目を取得することができました。  私は2年生の時に、古河一高で過去に9冠を達成した先輩がいないことを知り、全商9冠に興味を持ちました。高校在学中に日商簿記検定1級合格を目指すか、全商検定9冠を目指すかとても迷いましたが、大学に進学してから日商簿記検定1級を取得しようと考え、高校では全商検定9種目制覇を達成するという目標を掲げました。  私が取得を困難に感じた検定試験はビジネス計算実務検定の珠算です。幼少期にそろばんを習っていたわけでもなく、検定試験の3か月ほど前に初めてそろばんを触りました。そのため、指使いを覚えるのが難しく、慣れるのに相当な時間を要しました。最初は筆算で計算した方が早いと思うほど遅かったです。私は何としてでも合格したいという思いが強く、最低でも1日1時間、計算問題を繰り返し練習し、間違えた問題は何度も解き直し、計算速度、正確性の向上に努めました。また、練習はもちろんですが、最も大事なのは、本番の集中力です。試験2週間前から規則正しい生活を心がけ、常に高い集中力を維持できるように心がけました。そして、毎日の積み重ねの結果、合格することができました。  私の高校生活を振り返ると、多忙の一言に尽きます。私は全商検定だけでなく、日商簿記検定2級やITパスポート、実用英語検定2級にも挑戦し、取得することができました。2年生の秋から学校行事や検定試験、部活動の大会が重なり苦労しましたが、事前に計画を立て、コツコツと対策をすることで、それらを両立することができました。何度も挫折しかけましたが、「功績を残したい」、「自分の限界に挑戦してみたい」という強い執念があったからこそ、私は目標を達成することができたのだと思っています。  3年間を通して、さまざまな検定取得をサポートしてくださった先生方や友人にはとても感謝しています。私は将来、公認会計士になりたいと考えています。そして、会計はもちろんのこと、ITや英語など幅広い知識も身につけ、社会で活躍したいです。険しい道になると思いますが、全商検定を通して培った継続力を生かし、実現させたいと思います。

青森県 青森県立青森商業高等学校   2年  R.S

 私は、令和7年2月に実施した商業経済検定のビジネス法規とマーケティングをもって、全商検定の1級9種目を達成することができました。 私は、中学2年生の頃から学校に行かない日が増え、不登校気味のまま高校に入学し、うまくやっていけるか不安でした。しかし、高校は思っていたよりも楽しく、友人もできましたが、まだ勉強や検定等にあまり関心を持てていませんでした。そこで何か勉強をしてみようと思い、商業研究部情報処理班に入部し、検定勉強で新しい知識が増える楽しさを知り、令和6年1月に行われた情報処理検定ビジネス情報部門の1級に合格しました。そして、青森県内の2年生で全商検定の9種目取得者がいないことを知ったことを機に本格的に全商検定1級の勉強をはじめました。 特に力を入れた検定は、ビジネス計算実務検定の珠算です。私はそろばんを触ったことがなく、加減算すらわからなかったので、そろばんの顧問がいる珠算電卓班に入部し、ほぼ毎日2時間ほど練習をしました。スピードと正確さを両方維持するのがとても難しく、何度も諦めそうになりましたが、無事に1回目で合格することができたのでとても嬉しかったです。 この2年間で中学の頃よりも遥かに勉強に対しての意欲が上がり、自分なりの勉強法を編み出すことや、目標の上手な立て方などができたと思います。そして、検定・資格勉強時にまずすることは、「継続的に勉強する」「基礎をしっかり固める」ことだと思いました。 最後に、この9種目達成は到底自分1人の力だけではできなかったと思います。放課後や休み時間の間を縫って教えてくれた先生方や競い合える友人、支えてくれた家族に感謝の気持ちを忘れずに次への検定・資格の取得に励み、培った知識や考えを活かしていきたいです。

兵庫県 神戸市立神港橘高等学校 3年 S.A

私は令和3年10月に実施された会計実務検定に合格し、全商1級の9冠を達成することができました。9冠を目指そうと思ったきっかけは、2年生のときに途中入部した「情報研究部」の顧問の先生の勧めでした。1年生の時は検定の取得に力を入れていたわけではなく、部活動に入った時点ではほとんど1級を持っていなかったので、スケジュール管理には非常に苦労しました。 毎月のように訪れる検定試験。複数の勉強を同時にしなければ合格することはできないと頭では理解していましたが、もともとあまり器用なほうではなく物事を楽観視する癖のあった私は、2年生の9月に受験した英語検定をあと一歩のところで不合格となってしまいました。当時の顧問の先生には、「ゴールから逆算して、今何をすべきかを考えて行動しなさい」と日ごろから教えられていましたが、それが徹底できていないと思った私は、それから検定試験ごとに予定をしっかりたて、今日はここまでやる!とTo doリストを作るようにしました。自分なりに努力を重ねた結果、9冠の達成に加え応用情報技術者や日商簿記2級など高度な試験にも合格することができました。 わたしは検定試験の勉強を通して知識以上に先を見据えて生きることの大切さを学びました。顧問の先生はよく「常に最悪の状況を想定して行動しなさい」と教えてくださいました。これは勉強以外のことにもあてはまると考えています。一見ネガティブな言葉にも見えるし、思いつめないことも大切ですが、冷静な視点で自分の状況を見極め行動することは、後悔しない判断を下す助けになると学びました。 大学進学後は非常に関心のある簿記会計の勉強に力を入れたいと考えています。また将来は教科「商業」の教員免許を取り、多くの人から感謝されるような先生になりたいです。進学後も高校時代の努力を忘れず邁進していきたいです。

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