検定1級取得者の声

和歌山県 和歌山県立和歌山商業高等学校   3年  S.N

私は、令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する九種目合格を達成することができました。
 できることにはすべて挑戦してみることを目標に始めた検定勉強でしたが、進めていくうちに九冠達成も夢ではないと思い、より勉強に力を入れるようになりました。一つずつ増えていく「合格」の文字は、何もないと思っていた自分の自信につながっていきました。
 私が取得に一番苦労した検定は英語検定です。中学生のころから、英語は一番の苦手科目でした。苦手を克服するために、毎日少しの時間だけでもリスニングをしたり、過去問を解いたり、単語の確認をしたりと、たくさんの勉強をしました。単語の意味すら分からなかった英語の文章を自分で訳して読めるようになった時、努力してよかったと強く感じることができました。
 私の検定取得のために、苦手な部分を何度も教えてくれたり、たくさんの応援をしてくれたりした先生方や、一緒に勉強し切磋琢磨した友達、毎日朝早くから勉強する私を支えてくれた家族のおかげで九冠を達成することができました。本当に感謝しています。
 軽い気持ちで始めた検定取得ですが、九冠を達成したことで、継続力や計画力、自分に対する自信を身につけることができました。これからも高校で学んだことを活かし、私らしく過ごしていきたいと思います。

おすすめの記事

長崎県 長崎市立長崎商業高等学校 3年 N.S

私は令和3年1月31日に実施された情報処理検定試験への合格をもって、2年生で全商検定1級の9冠を達成することができました。また、同年10月には会計実務検定試験に合格し、全商検定全科目合格を達成しました。これは長崎県内では初の事例なので、このような結果を残すことができ、とても嬉しく思います。  高校入学当初は、「私にできるはずがない」と、9冠達成すら目標としていませんでした。ですが、1年生の頃から積極的に受検をする環境を先生方がつくってくださったため、全商の検定に1つ、また1つと合格していくうちに、もっと上を目指したい、多くの検定に挑戦したい、と思うようになりました。    私は、進学コースに在籍しているので、授業では習わない科目が多く、自力で勉強をする必要がありました。特に、情報処理検定ビジネス情報部門では、聞き慣れない専門用語や複雑な関数に、なかなか応用が利かず、何度問題を解き直し勉強しても点数が伸びなかったため、心が折れそうになることもありました。ですが、そのようなときに分からないところを教え合い、高め合えるクラスメイトがいたことはもちろん、昼休みや放課後を利用して個別に指導をしてくださる先生方がいたことは、私にとって検定合格への大きな支えとなりました。珠算検定においては、全く経験も知識もない状態からのスタートでしたが、基礎から先生が丁寧に指導をしてくださったため、自信を持って検定に臨むことができました。3年生になり、進路実現との両立の難しさから、全科目合格を目標に据えることを決心できずにいたときも、先生方が背中を押してくださったため、最後まで諦めずに取り組むことができたのだと思います。    以前、長崎県内で初めて2年時での9種目1級合格を達成された先輩の背中を追いかけるうちに、努力を重ね、目標を確実に達成していく喜びや、自ら学びを深める楽しさを感じられるようになりました。検定合格を目指す中で培った、学びに対する積極的な姿勢は、大学進学後の学びにも活かしていきたいと思います。また、検定の指導をしてくださった先生方、日頃から気にかけ、見守ってくださった先生方、友人に感謝したいと思います。

北海道 北海道下川商業高等学校   3年  S.M

私は12月15日に実施された英語検定の合格をもって、全商検定全9種目を取得しました。 私は、1年生の頃から9種目取得を目標としていました。この目標はすぐに達成できるものではなく、次々とやってくる検定日に向けて日々の学習を継続する必要があります。その中で、部活動や学校行事、生徒会活動等も並行して行われるため、想像以上に時間のやりくりが大変で、その辛さに正直めげそうになった時もありました。しかし、同じ目標を持つ仲間の姿や合格した時の達成感がモチベーションとなり、先生方が粘り強く教えてくださったおかげで、9種目を達成することができました。 私が一番苦労したのは、英語検定です。元々英語への苦手意識が強く、なかなか点数が伸びずに、2度の不合格を経験しました。2度目に受けた時、今回で受からなかったらあきらめようと思っていました。なぜなら、次の検定日の約1か月後にはセンター試験があったからです。しかし、不合格の通知を受けた時、「あきらめたくない」という気持ちがどうしても捨てきれず、チャレンジすることを決心しました。更に、同校の仲間が一足先に9種目を達成していたので余計に合格したいという気持ちが強くなっていました。 もちろん、センター試験の勉強もおろそかにしないのが前提なので、両立するのはとても苦戦しました。過去問を解き続けるだけでなく、登下校のバスの中で毎日過去問のリスニングの問題を聞き、耳を鍛え、授業の合間には単語帳を使って語彙力を付けました。合格の通知を受けた時は、ほっとした気持ちと、「あの時あきらめなくて良かった」という思いでいっぱいでした。その後のセンター試験の勉強もこの根気強さを生かすことができました。 この全種目達成のための検定学習をとおし、商業の幅広い知識を習得できただけでなく、「努力し続ける習慣」が身に付きました。何事も継続してやり続けることが大切だとよく耳にします。しかし、それはとても難しいことであり、この習慣が身についたことは私の武器になっています。好きなことだけ続けるのではなく、自分の苦手なことや辛いことから逃げずに、挑戦し続ければ、それが自分の力になり武器となると今回の経験を通して確信しました。 卒業後は、これまで以上に辛いことや苦しいことが待っていると思います。そんな時に、この経験が自分の活力と、自信に、繋がることを信じています。

茨城県 茨城県立古河第一高等学校   3年  N.S

私は令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定・財務会計検定・管理会計検定のすべてに合格し、全国商業高等学校協会が主催する1級の検定試験9種目を取得することができました。  私は2年生の時に、古河一高で過去に9冠を達成した先輩がいないことを知り、全商9冠に興味を持ちました。高校在学中に日商簿記検定1級合格を目指すか、全商検定9冠を目指すかとても迷いましたが、大学に進学してから日商簿記検定1級を取得しようと考え、高校では全商検定9種目制覇を達成するという目標を掲げました。  私が取得を困難に感じた検定試験はビジネス計算実務検定の珠算です。幼少期にそろばんを習っていたわけでもなく、検定試験の3か月ほど前に初めてそろばんを触りました。そのため、指使いを覚えるのが難しく、慣れるのに相当な時間を要しました。最初は筆算で計算した方が早いと思うほど遅かったです。私は何としてでも合格したいという思いが強く、最低でも1日1時間、計算問題を繰り返し練習し、間違えた問題は何度も解き直し、計算速度、正確性の向上に努めました。また、練習はもちろんですが、最も大事なのは、本番の集中力です。試験2週間前から規則正しい生活を心がけ、常に高い集中力を維持できるように心がけました。そして、毎日の積み重ねの結果、合格することができました。  私の高校生活を振り返ると、多忙の一言に尽きます。私は全商検定だけでなく、日商簿記検定2級やITパスポート、実用英語検定2級にも挑戦し、取得することができました。2年生の秋から学校行事や検定試験、部活動の大会が重なり苦労しましたが、事前に計画を立て、コツコツと対策をすることで、それらを両立することができました。何度も挫折しかけましたが、「功績を残したい」、「自分の限界に挑戦してみたい」という強い執念があったからこそ、私は目標を達成することができたのだと思っています。  3年間を通して、さまざまな検定取得をサポートしてくださった先生方や友人にはとても感謝しています。私は将来、公認会計士になりたいと考えています。そして、会計はもちろんのこと、ITや英語など幅広い知識も身につけ、社会で活躍したいです。険しい道になると思いますが、全商検定を通して培った継続力を生かし、実現させたいと思います。

Page Top Page Top

Page
TOP