検定1級取得者の声

和歌山県 和歌山県立和歌山商業高等学校   3年  A.T

私は令和2年11月8日に実施された珠算実務検定1級の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する9種目合格を達成することができました。
  高校入学当初は自分の将来が明確に定まっておらず、検定取得も将来の選択肢を増やすという軽い気持ちで始めました。しかし、先生方の勧めや頑張る友人の姿を見て私も苦手な分野に意欲的に取り組むようになりました。
  私は2年生から会計コースに所属したため、授業がほとんどない情報処理検定には苦戦しました。特にプログラミング部門は、暗号が並んでいるかのように感じてしまい、1度目の受験は不合格でした。そこで基礎から学び直そうと考え、先生が勧めてくれたテキストを使用して勉強をやり直しました。また一緒に学ぶ友人と協力しながら、少しずつ理解を深めることができました。長い時間をかけて勉強したので、合格だとわかったときは本当に嬉しかったです。
  また英語検定の合格者は少なく、英語が苦手な私では合格は難しいだろうと思っていました。しかし挑戦したい気持ちはあり、担任の先生に相談したところ、朝の補習への参加を勧めてくれました。苦手な英語と朝から向き合うのはしんどかったですが、先生の熱心な指導のおかげで、次第に楽しいと感じるようになり、自然に英語を学ぶことができました。毎日勉強を教えてくれた先生に合格を伝えることができて本当によかったです。
  私は検定取得を通して、商業に関する知識はもちろんですが、人との繋がりの大切さを学ぶことができました。私1人では成し遂げることが難しかった9種目合格は、お世話になった先生方や共に支え合った友人たちのおかげです。本当にありがとうございました。感謝の言葉しかありません。今後も3年間の検定取得を通して学んだ様々なことを活かしていけるように努力を続けたいと思います。

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香川県 香川県立坂出商業高等学校   3年  S.K

私は令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定・管理会計検定の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する9種目の検定で1級を取得することができました。  私は高校に入学する前から9冠のことを知っていました。入学当時は自分には難しいことだと考えていましたが、進路を選ぶ際に少しでも有利になるようにと、積極的に検定に挑戦していきました。その結果、1年生で5冠を達成することができました。それ以後、9冠を達成したいという思いが強くなり、残りの検定も問題を繰り返し解いて苦手な分野を少なくしたり、毎日継続して勉強したりすることにより、9冠を手にすることができました。  私が9冠の中で最も苦労したのは、英語検定です。私は英語が得意ではなかったため、1級は2回不合格になりました。2回目の不合格時は悔しくて、「次は絶対に合格したい」と強く思い、不合格が分かってからすぐに勉強を再開しました。私には単語力がかけていたため、昼休みなどの空いている時間を見つけ、コツコツと単語を覚えていきました。また、リスニングでもあまり点数が取れなかったので、問題集付属のCDを使い、反復して英語を聞いて耳を慣らしていきました。こうした努力の結果、3年生の9月の英語検定で前回の点数を20点も上回る形で合格することができ、とてもうれしかったのを鮮明に覚えています。  私は、部活動で取り組んでいたアプリ開発や坂出市の活性化を目的としたプロジェクト等と並行して検定取得に取り組んでいたので、大変忙しかったのですが、継続していくうちにできることが増える楽しさや達成感を得ることができました。また、難しい検定に合格することで自分に自信を持てるようになり、検定取得や商業のさまざまな活動を通して、継続力やチャレンジ精神も身に付けることができました。何事にも早めに取り掛かること、疑問をそのままにしないこと、自分なりに目標を持ちそれを達成したいという強い思いを持ち努力すること。これらの大切なことを学んだ3年間でした。ネガティブになってしまった時期もありましたが、努力を続けて9冠を達成することができた時はうれしさとほっとした気持ちでいっぱいでした。  私は高校で9冠だけではなく、日商簿記検定2級やITパスポートなどにも挑戦し、合格しました。また、部活動のコンピュータ部では全国大会に出場したり、プログラミングコンテストで最優秀賞を受賞したりしました。こうして私が様々な結果を残すことができたのは、決して私の努力だけではなく、多くの方に支えていただいたからです。近くで優しく見守ってくれた家族、忙しいにもかかわらず熱心に指導や応援をしてくださった先生方にはとても感謝しています。進学してからも高校で学んだことや高校での経験を忘れずに、様々なものに興味を持ち、積極的に挑戦していくことで新たなことを学んでいきたいです。そして、将来の目標に向けて知識や考えを深めながら研究をしていき、人としても成長していけるようにこれからも頑張りたいと思います。

福岡県 久留米商業高等学校   3年  K.N

 私は令和6年12月8日に実施された会計実務検定の財務諸表分析の合格をもって、全国高等学校協会の主催する9種目の検定一級に合格し、9冠を達成することができました。私が全種目合格を目指し始めたきっかけは、高校へ入学が決まってすぐに当時の三年生だった先輩が9冠を達成したという話を聞いたことです。そこで初めて、9冠の存在を知り、高校生のうちにしか挑戦できないということから、私も高校卒業までに絶対にやりとげたいと思いました。 特に取得するのに苦労した検定は、プログラミング検定と会計実務検定です。 プログラミングはそれまでに全く触れたことのない分野であり、私が在籍しているコースでは授業で習うことがなかったため、自分で1から勉強する必要がありました。プログラミング言語を覚えるところから始まり、慣れるまではとにかく問題を解き解説を見るを繰り返しました。最初はなかなか点数が上がらず焦りを感じていましたが、先生や情報コースの友達に教えてもらいながら勉強を続け、なんとか合格することができました。 会計実務検定は、二年時には部活の大会により受験することができなかったため、三年生の12月に初めての挑戦となりました。受験勉強のため、十分に追い込みができないまま試験当日を迎えることとなりましたが、大学受験の時期と検定日が重なることを想定し、同年の6月から少しずつ勉強を進めていたことで、無事に合格することができました。 9冠を達成することができたのは、先生や友人、家族など周りの方々のサポートがあったおかげだと思います。特に、同じ目標を持ち切磋琢磨し合った友人の存在は大きかったです。絶対に負けたくないという強い思いがあったことで検定勉強に対するモチベーションを失うことなく学び続けることができ、分からない問題があるときは、知識を共有しながら互いに高めあうことができました。 大学へ進学後も周りの人や学ぶことのできる環境が与えられているということに感謝を忘れず、新たな目標を立てその達成のために努力を続けていきたいと思います。

埼玉県 埼玉県立浦和商業高等学校   3年  K.R

 私は令和5年12月10日に行われた会計実務検定の財務諸表分析に合格し、全商検定の9種目1級を達成する事ができました。 1年生の初めに9種目の存在と浦和商業高校では今まで一人も達成した人がいない事を担任の先生から聞き、興味を持ちました。たくさんの検定を取得すれば、進路にも有利なると思い、1年生の頃から9種目取得を目標に取り組んできました。 全国でもとても低い確率であるように、この目標を達成する事は簡単ではなく、困難なこともたくさんありましたが、学校の歴史に名を残したいという思いと、応援して下さる先生方の期待に応えたいという思いから努力を続けることができました。また、努力の成果が合格という形で目に見えて分かる検定は、取得できるととても大きな喜びになり、それが次の検定へのモチベーションにつながりました。 私は中学生の頃、あまり勉強が好きではなく、勉強方法も知りませんでしたが、高校生になって検定を取得するうちに、学習する習慣も身につき、効率の良い勉強方法も以前よりかは分かるようになったと思います。 検定の中でも最も苦労したのは、ビジネス計算検定の珠算部門です。それまでそろばんは、ほとんど触った事が無く、やり方も全く分からない状態でした。過去問や模擬問題を毎日たくさん解き、自分なりに努力を続けて3度目にやっと合格できたときは、とても大きな喜びと達成感を感じ、努力する事の大切さに気付きました。 9種目取得を目指した高校3年間で、検定で得た知識以外にも目標に向かってコツコツ努力を続ける向上心や継続力が身についたと感じています。この力は、これから先、社会に出た上でもとても大切になると思うので、9種目取得を目指した高校3年間は、私にとっても大きな財産になったと思っています。また、検定をたくさん取得できた事によって自信にも繋がり、自分の可能性も広がったと思います。 最後に、このような結果は、自分自身だけの力では出せなかったと思います。目標達成に向けて応援、協力してくださった皆さんに感謝の気持ちを忘れずに、これからも新たな目標に向かって成長していけるよう努力を続けたいと思います。

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