検定1級取得者の声

長崎県 長崎市立長崎商業高等学校   2年  K.H

長崎県 長崎市立長崎商業高等学校   2年  K.H

 私は令和2年2月2日の商業経済検定試験の合格をもって、全商検定全9種目1級を取得することができました。長崎県で2年生のうちに全9種目1級を達成している人はおらず、それを目標に日々努力してきたので、合格が分かった時はとても嬉しかったです。 私が取得に最も苦労した検定は、会計実務検定と情報処理検定プログラミング部門です。私は進学コースに在籍しているので、どちらの検定も授業で習うことがなく、自力で勉強をしなくてはなりませんでした。会計実務検定の勉強は、夏休みから開始しましたが、初めは問題の意味すら分からず、とにかく1問ごとに解き方を調べるようにしました。毎日少しずつ過去問を調べながら解くことで少しずつ問題が解けるようになってきて、検定の1か月前に初めて合格点を越えることができました。 検定日は文化祭の翌日だったので、前日にはあまり勉強できませんでしたが、夏からの積み重ねが自信に繋がり、無事に合格することができました。情報処理検定プログラミング部門は、会計実務検定以上に問題が理解できず、受かるのは無理だと半ば諦めかけたほどでした。そこで昼休みや放課後に先生に時間を割いていただいて、基本的な知識から勉強を始めました。 検定日までに解けるようになるのか不安でしたが、先生の分かりやすいご指導のおかげで少しずつ解けるようになりました。検定当日には心に余裕をもって受験することができ、合格が分かったときは本当に安心しました。 私は検定取得を通して粘り強く努力することの大切さを改めて感じることができました。検定の勉強をしているとき、あまりの大変さ、難しさにもう無理だと心が折れそうになることが何度もありましたが、そのたびに2年生で全9種目を達成したい、という自分の目標を思い出して何とか頑張ることができました。また、先生方や家族の支えもとても力になりました。これからは検定取得を通して学んだことや、支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れずに、3年生での進路実現に向けて努力していきたいと思います。

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埼玉県 埼玉県立浦和商業高等学校   3年  K.R

 私は令和5年12月10日に行われた会計実務検定の財務諸表分析に合格し、全商検定の9種目1級を達成する事ができました。 1年生の初めに9種目の存在と浦和商業高校では今まで一人も達成した人がいない事を担任の先生から聞き、興味を持ちました。たくさんの検定を取得すれば、進路にも有利なると思い、1年生の頃から9種目取得を目標に取り組んできました。 全国でもとても低い確率であるように、この目標を達成する事は簡単ではなく、困難なこともたくさんありましたが、学校の歴史に名を残したいという思いと、応援して下さる先生方の期待に応えたいという思いから努力を続けることができました。また、努力の成果が合格という形で目に見えて分かる検定は、取得できるととても大きな喜びになり、それが次の検定へのモチベーションにつながりました。 私は中学生の頃、あまり勉強が好きではなく、勉強方法も知りませんでしたが、高校生になって検定を取得するうちに、学習する習慣も身につき、効率の良い勉強方法も以前よりかは分かるようになったと思います。 検定の中でも最も苦労したのは、ビジネス計算検定の珠算部門です。それまでそろばんは、ほとんど触った事が無く、やり方も全く分からない状態でした。過去問や模擬問題を毎日たくさん解き、自分なりに努力を続けて3度目にやっと合格できたときは、とても大きな喜びと達成感を感じ、努力する事の大切さに気付きました。 9種目取得を目指した高校3年間で、検定で得た知識以外にも目標に向かってコツコツ努力を続ける向上心や継続力が身についたと感じています。この力は、これから先、社会に出た上でもとても大切になると思うので、9種目取得を目指した高校3年間は、私にとっても大きな財産になったと思っています。また、検定をたくさん取得できた事によって自信にも繋がり、自分の可能性も広がったと思います。 最後に、このような結果は、自分自身だけの力では出せなかったと思います。目標達成に向けて応援、協力してくださった皆さんに感謝の気持ちを忘れずに、これからも新たな目標に向かって成長していけるよう努力を続けたいと思います。

北海道 北海道下川商業高等学校   3年  S.M

私は12月15日に実施された英語検定の合格をもって、全商検定全9種目を取得しました。 私は、1年生の頃から9種目取得を目標としていました。この目標はすぐに達成できるものではなく、次々とやってくる検定日に向けて日々の学習を継続する必要があります。その中で、部活動や学校行事、生徒会活動等も並行して行われるため、想像以上に時間のやりくりが大変で、その辛さに正直めげそうになった時もありました。しかし、同じ目標を持つ仲間の姿や合格した時の達成感がモチベーションとなり、先生方が粘り強く教えてくださったおかげで、9種目を達成することができました。 私が一番苦労したのは、英語検定です。元々英語への苦手意識が強く、なかなか点数が伸びずに、2度の不合格を経験しました。2度目に受けた時、今回で受からなかったらあきらめようと思っていました。なぜなら、次の検定日の約1か月後にはセンター試験があったからです。しかし、不合格の通知を受けた時、「あきらめたくない」という気持ちがどうしても捨てきれず、チャレンジすることを決心しました。更に、同校の仲間が一足先に9種目を達成していたので余計に合格したいという気持ちが強くなっていました。 もちろん、センター試験の勉強もおろそかにしないのが前提なので、両立するのはとても苦戦しました。過去問を解き続けるだけでなく、登下校のバスの中で毎日過去問のリスニングの問題を聞き、耳を鍛え、授業の合間には単語帳を使って語彙力を付けました。合格の通知を受けた時は、ほっとした気持ちと、「あの時あきらめなくて良かった」という思いでいっぱいでした。その後のセンター試験の勉強もこの根気強さを生かすことができました。 この全種目達成のための検定学習をとおし、商業の幅広い知識を習得できただけでなく、「努力し続ける習慣」が身に付きました。何事も継続してやり続けることが大切だとよく耳にします。しかし、それはとても難しいことであり、この習慣が身についたことは私の武器になっています。好きなことだけ続けるのではなく、自分の苦手なことや辛いことから逃げずに、挑戦し続ければ、それが自分の力になり武器となると今回の経験を通して確信しました。 卒業後は、これまで以上に辛いことや苦しいことが待っていると思います。そんな時に、この経験が自分の活力と、自信に、繋がることを信じています。

兵庫県 尼崎市立尼崎双星高等学校   3年  K.S

私は、平成30年10月に行われた、会計実務検定の財務会計の合格をもって、9冠を達成することが出来ました。合格がわかったときは、とてもうれしかったです。  私がいちばん苦労した検定は、珠算・電卓検定のそろばんです。そろばんは小学生の時に授業で基本的なことを習っただけだったので、最初は答えが全然あいませんでした。放課後や、自習の時間を使って、先生やそろばんが得意な友人に教えてもらいました。まずは2ケタ+2ケタの計算から始めて、少しずつ増やしていきました。家でも毎日練習して、だんだん大きなケタでも正解するようになると楽しくなってきました。 でも、初めて受験した時は不合格でした。それまでで一番練習した検定だったので、すごく悔しいと思ったのを覚えています。私は指を動かすのが遅かったのですが、はやくなる方法を先生に教えていただいて、それから時間があればずっとそれをしていました。練習の甲斐あって、次に受けたときは合格することが出来ました。  たくさんの検定に挑戦していくうちに、最後まであきらめないことや、毎日勉強する習慣が身につきました。9冠を達成できたことは、私の高校生活の誇りです。しかし、これは私の力だけでできたことではありません。授業が終わった後に補習をして下さった先生方や、一緒に勉強した友人、ずっと応援してくれた家族のおかげです。感謝の気持ちを忘れずに、社会に出ても高校で学んだことを生かしていきたいです。  

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