検定1級取得者の声

北海道 北海道下川商業高等学校   3年  S.M

私は12月15日に実施された英語検定の合格をもって、全商検定全9種目を取得しました。 私は、1年生の頃から9種目取得を目標としていました。この目標はすぐに達成できるものではなく、次々とやってくる検定日に向けて日々の学習を継続する必要があります。その中で、部活動や学校行事、生徒会活動等も並行して行われるため、想像以上に時間のやりくりが大変で、その辛さに正直めげそうになった時もありました。しかし、同じ目標を持つ仲間の姿や合格した時の達成感がモチベーションとなり、先生方が粘り強く教えてくださったおかげで、9種目を達成することができました。 私が一番苦労したのは、英語検定です。元々英語への苦手意識が強く、なかなか点数が伸びずに、2度の不合格を経験しました。2度目に受けた時、今回で受からなかったらあきらめようと思っていました。なぜなら、次の検定日の約1か月後にはセンター試験があったからです。しかし、不合格の通知を受けた時、「あきらめたくない」という気持ちがどうしても捨てきれず、チャレンジすることを決心しました。更に、同校の仲間が一足先に9種目を達成していたので余計に合格したいという気持ちが強くなっていました。 もちろん、センター試験の勉強もおろそかにしないのが前提なので、両立するのはとても苦戦しました。過去問を解き続けるだけでなく、登下校のバスの中で毎日過去問のリスニングの問題を聞き、耳を鍛え、授業の合間には単語帳を使って語彙力を付けました。合格の通知を受けた時は、ほっとした気持ちと、「あの時あきらめなくて良かった」という思いでいっぱいでした。その後のセンター試験の勉強もこの根気強さを生かすことができました。 この全種目達成のための検定学習をとおし、商業の幅広い知識を習得できただけでなく、「努力し続ける習慣」が身に付きました。何事も継続してやり続けることが大切だとよく耳にします。しかし、それはとても難しいことであり、この習慣が身についたことは私の武器になっています。好きなことだけ続けるのではなく、自分の苦手なことや辛いことから逃げずに、挑戦し続ければ、それが自分の力になり武器となると今回の経験を通して確信しました。 卒業後は、これまで以上に辛いことや苦しいことが待っていると思います。そんな時に、この経験が自分の活力と、自信に、繋がることを信じています。

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千葉県 千葉県立館山総合高等学校   3年  A.K

私は、令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定の合格をもって、全国商業高等学校協会が主催する検定の全9種目で1級を取得し、全商9冠を達成することが出来ました。  中学生の頃、漢検と実用英検を受けたことがきっかけで、検定試験そのものに興味を持ちました。入学当初から、「たくさん資格を取るぞ」と意気込み、1年生では全商の簿記・情報処理・ビジネス文書・ビジネス計算の3級、英語の2級を受験し、基礎的な知識を身につけました。これをもとに2年生では1級をたくさん受けたいと感じるようになり、2級を飛ばして1級に挑戦した検定が多かったです。全商検定以外にも、日商珠算能力検定1級、日商簿記検定2級、漢検2級、実用英検2級を取得しました。  当初、7冠で終わらせる予定でしたが、2年生終了の時点で7冠となり、残すは、情報処理検定プログラミング部門と旧会計実務検定だったので、「ここまで来たら9冠を取りたい」と考えるようになりました。  私は選択授業でプログラミングを取っていなかったので、「選択していないのに今からでも始めて大丈夫なのか、プログラムが暗号のようで難しそう…」と、勉強を始めるまで抵抗感がありました。しかし勇気を出して友人を誘い、一緒に勉強を始めることにしました。私は、論理的思考力が必要とされる分野が苦手なので、他の人よりも理解するまでに時間が掛かりました。自分だけが不正解となってしまうこともあったので、「本当に合格できるのだろうか」と不安で仕方がありませんでした。そのため、模擬問題集、過去問題、先生が毎日宿題として用意する問題に数多く取り組み、繰り返し復習することを意識しました。また、用語問題で絶対に落とさないようにするために、紛らわしい単語については先生にポイントを教わり、区別できるようにしました。  財務諸表分析検定については、年に1回しか検定がないので、ここで合格できなければ9冠達成の夢は途絶えることになってしまうという状況でした。その上、検定の日が2学期期末考査期間の最中だったので、とてもプレッシャーを感じ、テスト勉強や進路活動と並行して対策することが大変でした。そのような状況で覚えなければならない公式が35個もあったので、最初は途方に暮れてしまいました。しかし先生から「その公式が何を意味し、どういう目的で使うのかを1つ1つ丁寧に理解するように勉強するといいよ。」とアドバイスをいただいたので、このことを常に意識して公式の一問一答の単語帳を作り、スキマ時間に取り組んでいました。試験の当日は、不安と緊張から1時間しか睡眠時間が取れませんでしたが、試験本番では集中することができました。  「全商9冠」の達成は、そう簡単ではありません。「絶対に合格する」という強い意志がなければ成し遂げることは難しいです。そして人一倍の努力も必要です。思い通りに勉強が進まないときに励ましあえる友人、分からない問題にぶつかったときは丁寧に、そして熱心に指導してくださる先生方。多くの人の力のおかげで、私はこの快挙を達成することが出来ました。本当に感謝しかありません。ありがとうございます。大学進学後も、検定取得の過程で培った忍耐力や、多くのことに挑戦していく力を生かし、夢に向かって努力し続けていきます。

茨城県 茨城県立古河第一高等学校   3年  N.S

私は令和4年12月11日に実施された財務諸表分析検定・財務会計検定・管理会計検定のすべてに合格し、全国商業高等学校協会が主催する1級の検定試験9種目を取得することができました。  私は2年生の時に、古河一高で過去に9冠を達成した先輩がいないことを知り、全商9冠に興味を持ちました。高校在学中に日商簿記検定1級合格を目指すか、全商検定9冠を目指すかとても迷いましたが、大学に進学してから日商簿記検定1級を取得しようと考え、高校では全商検定9種目制覇を達成するという目標を掲げました。  私が取得を困難に感じた検定試験はビジネス計算実務検定の珠算です。幼少期にそろばんを習っていたわけでもなく、検定試験の3か月ほど前に初めてそろばんを触りました。そのため、指使いを覚えるのが難しく、慣れるのに相当な時間を要しました。最初は筆算で計算した方が早いと思うほど遅かったです。私は何としてでも合格したいという思いが強く、最低でも1日1時間、計算問題を繰り返し練習し、間違えた問題は何度も解き直し、計算速度、正確性の向上に努めました。また、練習はもちろんですが、最も大事なのは、本番の集中力です。試験2週間前から規則正しい生活を心がけ、常に高い集中力を維持できるように心がけました。そして、毎日の積み重ねの結果、合格することができました。  私の高校生活を振り返ると、多忙の一言に尽きます。私は全商検定だけでなく、日商簿記検定2級やITパスポート、実用英語検定2級にも挑戦し、取得することができました。2年生の秋から学校行事や検定試験、部活動の大会が重なり苦労しましたが、事前に計画を立て、コツコツと対策をすることで、それらを両立することができました。何度も挫折しかけましたが、「功績を残したい」、「自分の限界に挑戦してみたい」という強い執念があったからこそ、私は目標を達成することができたのだと思っています。  3年間を通して、さまざまな検定取得をサポートしてくださった先生方や友人にはとても感謝しています。私は将来、公認会計士になりたいと考えています。そして、会計はもちろんのこと、ITや英語など幅広い知識も身につけ、社会で活躍したいです。険しい道になると思いますが、全商検定を通して培った継続力を生かし、実現させたいと思います。

兵庫県 尼崎市立尼崎双星高等学校   3年  H.B

私は令和2年9月の英語検定の合格で、全商検定9種目の1級を取得することができました。私は、入学当初から9冠をとることを目標にしていたので、合格がわかったときはとても嬉しかったです。 私が取得するのに最も苦労した検定は、英語検定です。私は英語が得意ではありません。リスニングや長文を読むことが苦手で何回も検定に落ちました。最初、長文問題は自分の分からない単語ばかりで、繰り返し意味を調べました。何回も調べた単語を集めた単語帳を作り、自分が覚えていない単語を集中的に勉強しました。また、英語の先生に問題の解説をしていだだきました。そして英語検定に合格することができました。私はたくさんの検定に挑戦して、最後まで諦めず努力することの大切さを学びました。9冠をとれたのは熱心に指導してくださった先生、検定をとるために支えてくれた家族がいたからです。高校で学んだことを活かし、大学生活を頑張っていきたいです。

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